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路地裏からひなたへ。

6年前の6月のある日のこと。
野良猫のおかあさんがちいさなちいさな子猫を5匹連れて、ウチの路地裏に住み着きました。
おかあさん猫は、このニンゲンさんにご飯をおもらいなさい、と教育したのち、
突然私の前から姿を消してしまいました。

残された子猫たちは、私たちニンゲンという生き物を信じ、毎日毎日、ミィミィ、ごはんちょうだいなーと鳴き
モリモリ沢山食べ、日々成長してきました。

子猫も成長するにつれ、縄張りから出て行ったコもいたり、ちゃっかり家猫になったコもいたりして
結局、お外で生活するのは白黒のチーちゃんトラちゃん(トラジロちゃん)の2匹が残りました。
そこに、血縁ではない茶トラのたまちゃんが仲間入りして、オス同士3匹、それはそれは仲良く暮らしていました。
いつもダンコになって私の作った猫ハウスで昼寝し、陽が当たらないながらも、
慣れ親しんだ都会の路地裏生活を謳歌していました。
あんなちいちゃかったコたちももうすっかりおとな。もう6年も経ったんだね。

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こんな生活がずーっと続くの。そう、、多分・・・漠然と、そう思っていました。
でも、先のことなんて、誰にもわからない。
第一、猫たちはそこまでは考えてはいないよね。
猫はそのときそのときを精一杯生きてるだけだと思う。
だけど、ニンゲンの事情で、猫たちはココには居られなくなってしまったのです。

ニンゲンの事情。それはこの場所から出ていくということ。

どうしよう。外のコたちは。
まず私が考えたのは、このみんなちゃん3匹のこと。

人馴れしてる、とはいえ、やはり過酷なお外で生きてるコたち。警戒心は強いです。
人通りが少ない夜中などは、撫でてよーと寄ってきたり、だっこまでさせるコもいるけれど、
基本、通行人や走る車のエンジン音にいつもオドオドしています。

家猫にするという選択がひとつ。

特に慣れてるチーちゃんだけ飼い猫にするか・・・?
でもあれだけ仲良しな3匹を離すのは・・・やっぱり3匹一緒じゃないと・・・。

しかし、ウチにはすでに猫がたくさんいて、家の事情、住居の問題もあり。

まだ若い、外を自由に歩いていた猫を、狭い家の中に入れて飼うのは、不可能ではないと
思うけれど、猫も人間も、そうとう根気が必要だ。元々いる先住の飼い猫にもお互いにストレス。


このコたちが安心できるのは、生まれ育った、この路地裏。
彼らなりに、ココの居心地はいいと思っているのだろうか。
ここしか世界をしらないコたち。(後から来たタマちゃんを除いて)

じゃあ、置いていく?置き去り???
そんな酷いこと、できるわけがない。
だけど、人は言う。
「猫って案外強いんだよ。1週間餌をもらえなかったら、どっか他の餌場を探すよ。
慣れてるとはいえ、ずっと外にいた猫を家猫にするのは大変だし、かわいそう。」

うん・・・餌場ねぇ。少なくとも、近所の野良猫事情は把握してるつもり。
猫ボランティアさんからも情報は得ているし。
この辺、餌場なんて、なかなかない。住みにくい、都会のド真ん中。
住人の私が一番このコたちのことわかってるつもりだんだもん。

そうとう、彷徨うだろうな。ゴミ箱漁ったりするかもしれないな。
気まぐれで近所のOLさんとかからたまにはゴハンもらえるかもしれないけれど。
だけどきっと、毎日、来る日も来る日も誰も来ないこの場所で待つだろうな。
6年間、毎日ゴハンをもらっていた家の裏口に来て・・・待ちわびるのかな。
そんなこと・・・・・、考えただけで、悲しくなる。

ニンゲンからゴハンをもらうという習慣を
子猫のうちから身に着けてしまったこの子たちにとっては、命にかかわる問題。

外猫に餌をあげた瞬間から、そのコはまた次を期待する。
だから、安易に餌をあげてはいけない。やるなら、ずっと続けてほしい。そういう考えだった。

私も、あの子たちをやはり、ずっと、面倒みなければならない、って思っていた。
答えはもう最初からわかっていたのに!!!!

なのに、私は悩みました。
決心するのに時間がかかりました。
私だけの意思ではどうにもならないこともあって・・・
だけど、決めました・・・。
私の想いを理解協力してくれる人も後押ししてくれました。


「猫も連れてゆこう!」


外で暮らしている猫3匹を、まるごと、全く別の土地に移動させて
その土地で、新たに猫ハウスを置いてやり、その土地に居つかせる。

地域猫活動でお世話になっているHさんに相談し、様々な段取りを踏んで、
猫たちは、お引越ししました。

いきなり、猫を別の場所に連れていって、放す、なんてNGですからね。
その場所に、元から住み着いてる野良ちゃんなんかがいたら、喧嘩騒動になったり
縄張りから追われる、なんてこともありますから、事前リサーチも必要です。
あと、地域によりますが、ご近所がいる場合は配慮も必要です。

葛藤もあり、時間も体力も根気もいります。
周りの人にもたくさん協力して頂きました。心から感謝しています。

幸い、猫たちの住処となった新しい場所は、猫にとって、楽園のような環境です。
このブログの名前もこんな思いで変えたので、それが現実となりました。

きっと、みんなちゃんたちも、慣れない光にまぶしさを感じながらも
春の訪れを少しづつ感じて、太陽のあったかさを味わっていると思う。
広い空を見て、鳥の声を聴いて、昼寝して。
3匹でダンゴになって寝ていたハウスも補修して、雨の当たらない場所に設置できました。

ありがとう。ほんとうに良かった。

みんなちゃんたちの新しい住処、事情があって写真UPすることはできないのですが
猫たちの近影が撮れたら、いつか、またここでご報告したいと思います。

これからも、お外のコたち、みんなみんな
元気でしあわせに暮らしていけますように・・・。あたたかくやさしいひだまりの元で。



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  ↑ 路地裏生活始まった6年前の兄弟猫みんなちゃん。↑



これまで、ウチの路地裏兄弟猫たちに関わってくださったみなさまに感謝いたします。
どうもありがとうございました。
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by j-lovin2 | 2012-02-26 01:41 | 近所のニャン
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