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猫が人間を選ぶ?

ウチ猫のロビンやリュウタロを撫でながら・・
キョンちゃん、どぉしているだろう・・・。っていつも思います。

キョンちゃんは「京橋」という場所で見つけましたが
実はウチ猫のロビンも「京橋」で拾われた猫なんです。
だから、もしかして、ロビンとは遠い親戚(というか子孫?)かも・・・
なんて思ってしまいます。

私が猫を飼ったことがない頃・・・家の裏にやってくるクロコだけが
私の猫友達でした。クロコのほかにも何匹かの猫がゴハンをもらいに
やってきていました。

その頃は「野良猫を捕まえて避妊去勢手術する」なんていう考えや
そういうことをしている方々が居る事も知らずにいましたので
近所のノラさんの子猫を良く見かけることもありました。

ある日、家の横で生後2ヶ月くらいの子猫が瀕死の状態でぐったりしていました。
私は見るに見かね、電話帳をかたっぱしから見て動物病院を探し、
急いで連れていきました。
そのときの私はどうしてもこの子を救いたい!先生、助けてあげて!!という気持ちが
いっぱいで、先生もあらゆる治療をしてくださいました。
そして「もし回復した場合」のことを問われました。
外に返すのはねぇ~・・・と先生は反対した様子でした。
出来れば飼ってやれないですか?といわれました。
動物は小鳥の「インコ」しか飼ったことがなかったのでかなり不安もありました。でも、
考えに考えた末、その子を買う決意をし、毎日病院へ通っていました。

か、しかしその子は治療の甲斐もなく、5日目くらいに天国へ行ってしまいました。
ひどい肺炎を起こし、腎臓もかなり悪くなっていたようです。
小さな小さなその子猫は、私の手の中でひっそりと眠るように息絶えていて
更に小さくなっていたように思えました。
診察室で私はボロボロと泣いてしまいました。ウチの子になるはずだったのに。。
名前ももう決まったのに。。。

その子の埋葬なんかをどうするか決めて、グッタリとした気持ちで帰ろうと
受付の所まで戻りました。
すると、先生が2階から、1匹の黒い小さな猫をヒョイと抱えて降りてきました。
「こんな時になんなんだけど・・・この子、京橋で風邪でうずくまっていたのを
近所の会社のOLさんが持ってきたんだよ。でもそのOLさんからはその後全く
連絡がなくって・・・。とっても性格もいい子だよ、美人だし~。
もしこの子を飼ってやれたら・・・。あの子猫の代わり、といっちゃなんだけど・・・どうですか?」

先生に片手で持たれて来た黒い子猫は、病院の受付カウンターにヒョイと乗せられると
私のほうに向かって「ミャア~」と大きな声で鳴き、テケテケとおぼつかない足取りで
近寄ってきました。
あ、首のところが白いんだ~。。可愛いっ♪
まだ涙でグスグスしている私の周りにまとわりつき、ミャオミャオと鳴いていました。
即座に「ハイ、この子を頂きます。死んでしまった子の分まで大切にします!」と
即答していました。そしてロビンは私にとって初めての家猫となりました。

猫と人間が出会うときって、なにかしら、縁のようなものを感じます。
病院のHさん(数々のノラ猫を保護し、里親に出した方)がおっしゃっていました。
「人間が猫を選んでも、猫が選ばないこともある。」
「猫が飼い主を選ぶのよ。」と・・・。
私もその言葉は今までの経験からしても同感するところがあります。

キョンちゃんも私の前に現れたことは、私を選んだのかな。
そうであるならば、必ずこの子を幸せにしてやりたい・・・。と
思うのであります。
どんなに時間はかかっても、どんな人間不信でも、
必ず猫って愛情をかければその気持ちに答えてくれてると私は思うのです。
それに気づくか気づかないか、そこまで長い時を経て猫と向き合えるか、という
問題もあるとは思いますが。
私はそうであると信じています。
どんなふうになるにせよ、キョンちゃんには幸せになって欲しいよ。。

あした、1週間ぶりにまた病院へ行ってきます。
更に回復していると思われるなぁ~~楽しみだっ!
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by j-lovin2 | 2005-03-31 00:10 | 保護猫キョンちゃん

ずいぶん回復しています(^^)/

今日は1週間ぶりにキョンちゃんの様子を見に病院へ行きました。
まず、会った時ビックリするくらい、更に元気になっていたのに驚きました。
猫の生命力というか、、回復力ってすごいです。

先週行ったときは、ケージの中にうずくまっているような状態でした。
目もほとんど半開き・・・うつろ~なカンジ。
でも今日は目を見開いていました!
クリクリの目です。ただ、固まった「目やに」を取った時に抜けてしまった毛が
まだ生えていないのですが。

もうすっかり元気そうに見えました。
小さな子猫のように見えた、ガリガリ、ボサボサだったキョンちゃんが
こうしてみると立派な成猫だったことがわかります。

でもまだ体重はそんなに増えてはいないようです。
ケージの中に閉じ込めっぱなし、という状態は、いくら元気になっても
体重の増加はなかなか時間がかかるそうです。
食べて、寝て、だけで太るような気もしますが、実際はそうではなく、
適度な運動が伴って、筋肉も付き、体重も増えていくそうなのです。

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       なんか、「のらくろ」っぽくない??


ただ、ものすごくおびえています。
少しの音でも敏感に反応し、シャーとかウゥーとも言います。
それだけ元気が出てきたということですが・・・。
やはり長年、ノラ猫をやっていたからでしょうか、そうとうな人間不信です・・・。

今後のこと・・・どうするか・・・。考えて、考えても・・・まとまらない・・・。
里親探しをするのだって、
なが~~~い目で見ていかねばならない問題・・・。
「はい、元気になりました!」とよそ様のお宅に受け渡すことは、正直言って
出来ないと思います。
お外で長~いこと、人間におびえながら暮らしてきた猫です。
まずは、やはりある程度は人に慣れさせないと・・・。
それは里子に出す側としての「責任」だと思っています。

彼女(キョンちゃん)の人間不信を消せる程の愛情と、そうとうな根気と
ある程度のあきらめ?みたいなモノ・・・(過剰に期待しない、というのかな)
そんな気持ちでこの子と一生過ごす覚悟を持つ。
それは本当に大変なことであると思います。

野良猫でも、人に毎日ゴハンをもらって、本当にフレンドリーな性格の子もいます。
公園などにいるような地域猫として可愛がられてる子は、人目につくだけ
まだいいのかな、と思ったりします。それでゴハンをもらえますから。。

しかし、野良猫の母から生まれ、母猫から人間不信をインプットされて育った猫が
人間に心を開くにはそうとうな時間がかかります。
それこそ、人目につかない深夜とか明け方しか姿を見せない猫はいっぱいいるのです。
都会なのでカラスと競い合って、飲食店の出した残飯をあさる猫もいっぱいです。

メス猫の場合、何度か子供を産んでいることもあり、子供を守ろうとする本能から
特に人間に対してかたくなに頑固になっていたり、強気になる猫も多いそうです。
キョンちゃんは子供を産んだかどうかはまだわかりません。
いづれ避妊手術をする予定ですが、その際にお腹を開けてみるとわかるそうです。

それからもし里親探しをするとしたら、もう少し精密な検査も必要となってきます。
それ以外の選択としては・・・
一生ケージの中・・・(病院には2年もケージの中にいる元ノラさんがいるそうです。)
それは大変な費用の問題もありますし、第一、猫にとってそれが幸せとは思えません。
しかし、お外に放す、のもまたいろんな問題が山積みです。

あぁ、なんだか思うこと色々ありすぎてまとまらなくなって来ました・・。
キョンちゃんにとって何が「幸せ」なんでしょう。。
でも・・・瀕死で行き倒れになっていた子がここまで命をつなげたのです。
どうにか幸せと思える余生を過ごさせてやりたい・・・。

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      カメラを向けただけでおびえて、うぅ~と鳴いてました(T.T)
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      右手の傷の化膿した跡が、まだちょっと痛々しいです。
      目の周りの毛が生えてきたら、もっと可愛くみえるんだろうな~
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by j-lovin2 | 2005-03-24 22:40 | 保護猫キョンちゃん

○ハの黒缶

キョンちゃんの様子を見には、そうしょっちゅう行けるわけではありません。
病院も先生もお忙しいし、とても小さな病院なので、何人も伺って
猫の前に張り付いて見ていることは、他の猫ちゃんたちや診察に来た方などの
おじゃまになるので・・・。
そのほかは、お電話で様子を伺うことになっています。

先日、お電話でうかがったところ、
元気にしているみたいです。割とよく食べるようになったらしいです。
ヨカッタ・・・。
まぁ、相変わらず、寝てばかりだそうですが・・・。

キョンちゃんは、マルハの黒缶を好んでよく食べているらしいです。
ササミ味とか、カニカマ味が好きらしいです。(ナニゲにグルメだ・・・(^^;))
それから!以前は口をつけなかったカリカリも、缶にまぜてやると
食べるようになったそうです。

病院やHさんの御好意で、入院費や保護の費用は一般に比べて
ずいぶんお安くしていただけることになりました。
おそらく完全に回復するまでは長期にわたる看護になると思われますので
その毎日のお世話は本当に大変なことだと思います。。感謝の気持ちでいっぱいです。
正式な費用とは別に、毎日の餌代などは、できるだけ援助していきたいし、
そうしてくださると助かる、と病院側からも言われました。
なので、食べない銘柄を持って行っても困るということで
銘柄を教えてくださいました。

明日か明後日、また病院へ行って様子を見てきます。
また1週間で元気になっているかなぁ~~?会えるのがちょっと楽しみです。
私のことなんて覚えちゃいないんだろうけどぉ~~(;^_^A
待っててね♪
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by j-lovin2 | 2005-03-23 14:43 | 保護猫キョンちゃん

ムツゴロウ王国?!

先ほどメールチェックをしたら、猫を病院へ連れて行ったK子さんから
メールが届いていた。
猫の今後のことについて・・・K子さんも毎日毎日頭から離れない・・・と。

そして思いついたのが、「ムツゴロウ王国」
ムツゴロウさんの所で引き取ってもらえないかしら・・・というのだ。

うーーん。まだ返事はしてないんだけど・・・・
そ、そ、それは・・・ちと・・・ムズカシイんじゃ・・・????(^。^;)(;^_^A
K子さんも突拍子も無い事を考えるなぁ~。
でも、それだけ色々考えているのだ。うん。
メールで問い合わせてみる、って書いてあったけど、まぁダメモトで問い合わせても
いいかもしれない。
私は頭が固いのかも!?(笑)そんな発想は出てこなかったなぁ~~。。


でもね・・・。
ムツゴロウさんとこよりも・・・どこよりも・・・やっぱり優しい里親さんとめぐり合えたら
いちばんいいんだよね・・・。私の家に置いてあげられればいいのだけど・・・・
むずかしい問題だよ・・・。

キョンちゃんの今後はまだわからないけど、完全に元気になる可能性を信じ、
その後の猫生をどう生きてゆくか、色々考えてます。
里親探しも難しいとは思うけど・・・。


ムツゴロウ王国って、北海道から東京のあきるの市へお引越ししたのですね。
それに入場料とって・・・動物園みたいなかんじになっているのかなぁ~。
昔はテレビでよく見ていたけど・・・。
大自然の中でボランティアみたいな人たちが犬とか馬とかの世話をしている・・・って
イメージがあったけど・・・?
HPを見ると、「柵で囲われ、その中で犬、ネコ、そして人が自由に行動できる空間」
みたいなものもあるらしい。
よく猫とのふれあいの場、みたいなことをうたったスペースで、しかし猫にとっては
ストレスでしかないだろう~みたいな所もよくあって・・・。
そういう場所は悲しくなるのであまり行きたくないけど・・・。
ムツゴロウさんとこはどうなんだろう。。ちょっと行って見たい気もする。。
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by j-lovin2 | 2005-03-21 02:05 | 保護猫キョンちゃん

また病院へ

まず、キョンちゃんのことをずっと読んでくださっている皆さまへ・・・。

私も1週間前に発見した時に、どうしようとオロオロし、先々の不安なども多々あり
ただただ独り言のように思うことダラダラ書いていました。
かなり暗い内容であったとも思います。
読んでいて、重ーい気持ちにさせてしまってたら、、ごめんなさい。。
でも、皆さまからたいへん暖かいコメント、メッセージ、などなど・・・いっぱい頂戴いたしました。
本当に心から感謝しています。ありがとうございます。。

今日はまた病院へ行ってきました。
キョンちゃんの様子を見に行くのと、今後の具体的な方向性と費用のことを
確認するためです。

キョンちゃんという名前をつけたということをまだ先生やHさんには
お話していなかったので、「京子さん」とか「京ちゃん」とかって呼ばれていました(^^;)

キョンちゃん(京子さん)に会って、最初に思ったことは
5日ぶりに会ったのですが、見違えるように?(それは少し大げさかなぁ)元気に
なっているように見えました。
毛艶もなんとなく良くなっているように思えるし、グッタリしているカンジでもなかったです。
下痢は治まったそうです。よかった。急激に状態が悪化し、何日も飲まず食わず
だったせいでかなり腎臓や肝臓のほうも悪くなっているらしいですが、
元々腎臓病があるような感じではないそうです。
そして、ペースト状にしてあるご飯を食べているそうです。
1日中うずくまっている状態だったのが、昼間はダランと横になって
手足をのばして眠りこけていることもあるそうです。

しかし、まだ体重も増えないし、体力的には最悪の所をちょっと脱したカンジです。
私たちが見ている間も、ただジーーーッと座っているだけでした。
でも箱すわりしてるのが何だか可愛かった。。

今後、どうなるにせよ、まだあと少しは病院で保護しなければならない状態で
あることは確かです。

キョンちゃんはこのまま元気になっていってくれると思います。
なんとなく、生命の危機は脱した、と思えました。

そして・・・今後どうなるか。

一番望ましいのは1匹飼いをしてくださる里親さんが見つかること・・・。
もちろん検査をきちんとして感染の危険がなければ多頭飼いOKの可能性も。

それがダメなら・・・ケージ内で過ごすしかないのですが、、何処かで保護やお世話を
出来る場所を探す。
しかし一生ケージ内というのも・・酷な気もしてしまいます。

最後の選択肢は、もし、元気になり、外で暮らせるようになれば、避妊手術をして
元居た場所へ戻す・・・。
しかしそれは、それでキョンちゃんがあとはどうなろうと目をつむるしかない事でも
あります。ノラ猫同士のなわばり争いで、同じ場所に居つくとは限りません。
場所的にも安全とはいえない、都会のビルの谷間・・・。
心を鬼にしないとできない・・・と思います。

今の所、どうなるかわかりません。
もう少し、体力をつけて・・・それからです。

先生のお許しを得て、キョンちゃんの写真を撮ってきました。
まだかなり痛々しいところもありますが、、見てくださる方は・・

こちら
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by j-lovin2 | 2005-03-18 00:09 | 保護猫キョンちゃん

キョンちゃん

猫のその後・・・。

病院もお世話してくださっているHさんもお忙しいので、あまりちょこちょこと
伺うことは出来ません。何か急変があったら、病院側から連絡をするので、待機しててください、とHさんに言われました。毎日とても気になっています。

病院側の御好意で、最低限のケアでしばらく病院へ置いて頂くことに
なっています。昨日の夕方でお電話頂いて、自分でご飯をほんの少しだけ
食べたそうです。でも決してこれで安心、とはいえない状況だそうですが。

昨日、第二発見者の(どうしようかと道端でしゃがみこんでいた)OLさんと
病院へ連れていったK子さんと、3人で会いました。
病院側でも、今後のこと、方向性をどうするか、皆さんの意見をまとめてきてください、と
言われていたのです。そして意見をまとめて3人で病院へ行くことになって
いたのですが、病院に急患が入り、手術で手があかない、とのことで
それは延期になってしまいました。

3人で会ってそれぞれの意見を話したのですが、
皆ほぼ同じでした。やはり安楽死は考えられない。というのは一致です。
じゃあ、どうする?だんだん良くなって来た時のこと、すっかり元気になったときのこと、
責任を持てる??となるとどうしようもない現実がある・・・。

とりあえず、現実問題として、先週の水曜から今日までかかった費用を
病院側へ確認。費用は3人で割ることにしました。
そして今後長期にわたって病院でケアせざるをえない状態の
場合、その入院費とか費用は??
感染の危険があるウイルスの検査はいつになったらできるのか。その費用は?
お金がからむとなんだか嫌な気にもなりますが、これも現実。。
そういったことをキチンと確認し、病院側へお聞きすることにしました。

その先のことはまだわかりません。
でも・・・猫は生きようとしていて、それをサポートしてくださる
場所と人にめぐり合えた。
自分に何が出来るのか・・・を考えると虚しくなって、無力な自分が嫌になりますが
あまり今は深く考えないようにしてます。

あとは・・・ほんとうに、猫の生命力しだいなのです。

名前がないんじゃかわいそうだね、というので3人で考え
うずくまっていて保護した場所の地名をもじり、「キョンちゃん」と名付けました。

木曜日にまた会いに行って来ます。
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by j-lovin2 | 2005-03-16 00:22 | 保護猫キョンちゃん

死生観

今日は仕事が早く終わったので、猫を病院へ連れて行ったK子さんと待ち合わせ
して、また猫の様子を見に病院へ行った。

状態は相変わらず・・・。
まだ物を食べようとはしない。
ただただ、1日中じぃーーっとうずくまっているだけだそうだ。よく眠っている。
体力の弱った猫はひたすら寝るそうだ。余計なエネルギーを消耗しないよう、
寝まくって体力を蓄えようとするのだそうだ。
点滴や皮下補液で脱水にはならないようにしているが、その分下痢や尿で大量に水分が
体外に出てしまう。いたちごっこだ。
私たちが行った時、Hさんがケージから出して抱っこして見せてくれたのだが
出すときには一瞬暴れた。無理に出されるのは嫌なんだろう。
ごめんね、体力使わせて・・。
でも抱っこしながらHさんがお話をしている最中、眠るようにぐったりしていた。
意識がもうろうとしているようなかんじに見えた。

とりあえず、「治療」という形は現在はとっていない。
「治療」ではなく、「保護」。
最低限のこと・・・暖かい場所と、排泄の始末、それから脱水にならない程度の栄養補給。

ただ、猫は今もじっとして頑張っている。その日にはダメだろうと誰もが思っていたけれど
頑張っている。それは猫自身の生命力でしかない。

ノラ猫は魔物みたいなところがあるのよ、とHさんがおっしゃっていた。
考えられないような生命力で回復する強さもあれば、
食欲が出てきた、と思って安心したら次の日あっけなく逝ってしまった、という
こともあるそうだ。こればかりは本当に誰にもわからない。

私が発見した後に、猫をみつけ、どうしようかとしゃがみこんでいたOLさんも
連絡をくれて、今日病院へ見にいってくれたらしい。
Hさんにも言われたことだが、今回この猫にかかわった私とK子さんとそのOLさんとで
キチンと話し合いをし、今後の方針を決めなければならない。

安楽死・・というのは辛い。とても選べない・・・と思うし、ずっとそう思ってきた。
でも色々考えていると、無理矢理に点滴でいろんな薬を投与して
生きながらえさせるのも酷なのかもしれない・・・とも思う気持ちもある。
以前にパルボウイルスという伝染性の病気にかかり、インターフェロンという薬を
ずっと投与しつづけ、生きながらえさせた子の最期がとても辛かった思い出があるのだ。
点滴の針を注入しっぱなしでそこが浮腫し爛れ、本当に痛々しく可愛そうだった。
隔離された場所で色々な管を付けられて、ひとりで小さな子猫は鳴き叫んでいた。
その声が苦しい苦しいと言っているように聞こえた。
でもそこの先生は安楽死は否定派だったので、その子の生きる確率は数パーセントだったのだが、その数パーセントに懸け、治療をした。
出来る限りのことはした。とその子が逝ってしまったとき思ったが、
どこか、こころのなかで、ここまで苦しめてごめんね、という気持ちもあった。
だからといって、そのときは治療をやめてください、とは言えなかった。

人には死生観がある。
畳の上で家族に見守られて死にたいという人もいれば
人には迷惑かけず、コロッと事故か何かで死にたいとか。
その人間個々の考えを、猫に対して投影してしまうのも人間のエゴなのかもしれない。

猫ちゃん・・・あなたは、死に場所を求めて、車の通りのほうへ行ったの?
それとも私や、他の誰かに見つけて助けてほしかったの??
猫は何も言ってくれない。
ただジッと見つめられて・・・。
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by j-lovin2 | 2005-03-13 01:33 | 保護猫キョンちゃん

してやりたいこと、できること

水曜日の夕方に車道でうずくまっていた猫は
いろいろなかたの善意で、動物病院で1夜を過ごせました。
病院のHさんは、連れてきた夜、もう明日の朝にはダメかもしれない、と
思っていたそうだ。帰宅後も心配で深夜にも病院まで行き様子を見にいってくださったとのこと。
本当に頭が下がる思いです。

これまでのいきさつはこちらです

木曜日の夜、その猫ちゃんの様子を見に、Hさんがいらっしゃる病院へ
行きました。お友達のK子さんと、その病院を紹介してくださったUさんと。

猫はお顔をキレイに拭いてもらい、表情がわかるようになっていました。
しかし、毛はあちこち抜けてボロボロ、そして傷もあり、そこも膿がでているような状態。
私の顔を、なんともいえぬ表情で見つめていました。言葉では表せない表情です。

まず、先生のお話を聞きました。
先生は若い女性の方でした。小さな病院でしたが、主にノラ猫さんたちを
専門に診ていらっしゃる所でした。こんな病院がもっと増えればいいな。
Hさんが横でその猫を抱き、なでてやりながら、先生のお話がはじまりました。

まず、とにかくあれだけ痩せている(成猫で1,6キロ)ということは何日何日もも飲まず食わず
だったということ。そのせいで、腎臓も肝臓もかなり悪くなっている。
そして、ひどい下痢が続いている。たれ流し状態のため、お尻のまわりもかなり
ただれていて痛がっている。
黄疸もでている。これは腎臓がかなり悪いということのあらわれらしい。
目はなんとか見えるようになったけれど、ウイルス性の風邪の症状がひどい。
そして、これはきちんと検査してみなければわからないが、伝染性の腹膜炎をおこしている
可能性もある。エイズ、白血病に関しては陰性だった。
とにかく衰弱しきっている。ここへ連れてこなければ、多分その日か次の日には
死んでいただろう、ということ。

今度は、たくさんのノラ猫に関わってきたHさんのお話に移った。
この子を、どうしても助けたい、という気持ちがあれば、いくらでも治療は出来る。
出来る限りのことをしてやって、あとは子のこの生命力にかけるしかない。
そこで考えなければならないのは、今後の問題です。
たとえば、元気になったとして、この子をどうするか。またノラ猫に戻すとしても、
どこに放すか・・・。公園での虐待。他の猫との折り合い。色々な問題がある。
子猫ならともかく、おばあさん猫だから里親探しは難しいだろう。
やってみる価値がないとは言えないが。
一時預かりのボランティアさんの所に置くということも1つの手ではあるが、
そこで気になるのが、「伝染性の腹膜炎」の可能性があるということ。これはほぼ治らないと
いわれている病気だ。ボランティアの所では多頭飼いをしているのがほとんどなので、感染の危険がある。それをわかっていながらボランティアさんに頼むということは、出来ない。
色々な検査を詳しくするため、そして治療を続けるためには、現実問題として
お金がかかるというのも事実。
そしてもし伝染性腹膜炎だったとしたら、とても苦しむ。他の地域猫への感染の危険もあり、外に放すことは出来ない・・・。

1通のメールを私がK子さんに出した。
そして色々な縁のつながりで、猫は病院に保護された。
もし出さなければ、多分その猫はその晩死んでいただろう。先生もHさんも
そうおっしゃっていた。
そう、それはそれで良かったと思っている。
今日は雨だった。あの雨の中で、あんな痩せ細って道端で死んでしまうのは
あまりに無残だと思った。

しかし、そこで新たな問題が出てくるのも事実だったのだ。
そのような問題が出てくるのは、私はわかっていた。
私は、とっさに先々のことまで案じてしまう性格みたいで・・・。
だけど、そんな問題がおこるのはわかりつつ、
私は潜在意識のなかで、助けを求めたのだ。メールによって。
そして、その猫を目の前にしたら、皆気持ちは一緒だったと思う。

とりあえず、3日間病院で治療することになった。
3日間である程度、状態が安定してきたら、また考えようということだった。
ひどい下痢の処理、感染させないようにする消毒、流動食を食べさせる・・・。
ものすごく手のかかることだ。
それは正直いって、私にもK子さんにも出来ないことだ。
Hさんや先生、そして他のスタッフ方々のご好意に心から感謝します・・・。


Hさんが涙をうかべながらおっしゃった言葉・・・。
あなたが第一発見者で、でも縁があってK子さんがここへ連れてきたわけだけど、
あなたが、最初は家の横へ連れて行ってこの子の最期を看取ろう、っていう気持ちが
あったとしたら、「ここ」で看取ってやる、というのも1つの考え方ですよ。と・・・。

それは・・・・ 安楽死・・・・・・  ということだろう。

皆泣いていた。私も泣いた。
どうしたらいいのか。どうすればいいのか。
してやりたいことと出来ることのあいだには大きな壁がある。

帰り際、ケージの中の猫は私の顔をジッと見ていた。
何が言いたいんだろう・・・。
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by j-lovin2 | 2005-03-11 23:25 | 保護猫キョンちゃん