「ほっ」と。キャンペーン

してやりたいこと、できること

水曜日の夕方に車道でうずくまっていた猫は
いろいろなかたの善意で、動物病院で1夜を過ごせました。
病院のHさんは、連れてきた夜、もう明日の朝にはダメかもしれない、と
思っていたそうだ。帰宅後も心配で深夜にも病院まで行き様子を見にいってくださったとのこと。
本当に頭が下がる思いです。

これまでのいきさつはこちらです

木曜日の夜、その猫ちゃんの様子を見に、Hさんがいらっしゃる病院へ
行きました。お友達のK子さんと、その病院を紹介してくださったUさんと。

猫はお顔をキレイに拭いてもらい、表情がわかるようになっていました。
しかし、毛はあちこち抜けてボロボロ、そして傷もあり、そこも膿がでているような状態。
私の顔を、なんともいえぬ表情で見つめていました。言葉では表せない表情です。

まず、先生のお話を聞きました。
先生は若い女性の方でした。小さな病院でしたが、主にノラ猫さんたちを
専門に診ていらっしゃる所でした。こんな病院がもっと増えればいいな。
Hさんが横でその猫を抱き、なでてやりながら、先生のお話がはじまりました。

まず、とにかくあれだけ痩せている(成猫で1,6キロ)ということは何日何日もも飲まず食わず
だったということ。そのせいで、腎臓も肝臓もかなり悪くなっている。
そして、ひどい下痢が続いている。たれ流し状態のため、お尻のまわりもかなり
ただれていて痛がっている。
黄疸もでている。これは腎臓がかなり悪いということのあらわれらしい。
目はなんとか見えるようになったけれど、ウイルス性の風邪の症状がひどい。
そして、これはきちんと検査してみなければわからないが、伝染性の腹膜炎をおこしている
可能性もある。エイズ、白血病に関しては陰性だった。
とにかく衰弱しきっている。ここへ連れてこなければ、多分その日か次の日には
死んでいただろう、ということ。

今度は、たくさんのノラ猫に関わってきたHさんのお話に移った。
この子を、どうしても助けたい、という気持ちがあれば、いくらでも治療は出来る。
出来る限りのことをしてやって、あとは子のこの生命力にかけるしかない。
そこで考えなければならないのは、今後の問題です。
たとえば、元気になったとして、この子をどうするか。またノラ猫に戻すとしても、
どこに放すか・・・。公園での虐待。他の猫との折り合い。色々な問題がある。
子猫ならともかく、おばあさん猫だから里親探しは難しいだろう。
やってみる価値がないとは言えないが。
一時預かりのボランティアさんの所に置くということも1つの手ではあるが、
そこで気になるのが、「伝染性の腹膜炎」の可能性があるということ。これはほぼ治らないと
いわれている病気だ。ボランティアの所では多頭飼いをしているのがほとんどなので、感染の危険がある。それをわかっていながらボランティアさんに頼むということは、出来ない。
色々な検査を詳しくするため、そして治療を続けるためには、現実問題として
お金がかかるというのも事実。
そしてもし伝染性腹膜炎だったとしたら、とても苦しむ。他の地域猫への感染の危険もあり、外に放すことは出来ない・・・。

1通のメールを私がK子さんに出した。
そして色々な縁のつながりで、猫は病院に保護された。
もし出さなければ、多分その猫はその晩死んでいただろう。先生もHさんも
そうおっしゃっていた。
そう、それはそれで良かったと思っている。
今日は雨だった。あの雨の中で、あんな痩せ細って道端で死んでしまうのは
あまりに無残だと思った。

しかし、そこで新たな問題が出てくるのも事実だったのだ。
そのような問題が出てくるのは、私はわかっていた。
私は、とっさに先々のことまで案じてしまう性格みたいで・・・。
だけど、そんな問題がおこるのはわかりつつ、
私は潜在意識のなかで、助けを求めたのだ。メールによって。
そして、その猫を目の前にしたら、皆気持ちは一緒だったと思う。

とりあえず、3日間病院で治療することになった。
3日間である程度、状態が安定してきたら、また考えようということだった。
ひどい下痢の処理、感染させないようにする消毒、流動食を食べさせる・・・。
ものすごく手のかかることだ。
それは正直いって、私にもK子さんにも出来ないことだ。
Hさんや先生、そして他のスタッフ方々のご好意に心から感謝します・・・。


Hさんが涙をうかべながらおっしゃった言葉・・・。
あなたが第一発見者で、でも縁があってK子さんがここへ連れてきたわけだけど、
あなたが、最初は家の横へ連れて行ってこの子の最期を看取ろう、っていう気持ちが
あったとしたら、「ここ」で看取ってやる、というのも1つの考え方ですよ。と・・・。

それは・・・・ 安楽死・・・・・・  ということだろう。

皆泣いていた。私も泣いた。
どうしたらいいのか。どうすればいいのか。
してやりたいことと出来ることのあいだには大きな壁がある。

帰り際、ケージの中の猫は私の顔をジッと見ていた。
何が言いたいんだろう・・・。
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# by j-lovin2 | 2005-03-11 23:25 | 保護猫キョンちゃん

狩猟本能

仕事で霞ヶ関へ行った帰りに日比谷公園へ立ち寄った。
猫たちいないかな~と思いプラプラしてたら、
いたいたっ!
でもなんかくわえています。何??ハトだっ!
写真ではわかりにくいですが・・・。
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左の黒い子が狩りをしたようです。
右にいる白黒ちゃんがそれを横取りしようとして、このままの体制で
しばらく2匹固まったままでした。
木の上ではカラスがギャーギャーと鳴いて狙っていました。
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ハトさんはカワイソウだけど、これも自然の摂理・・・。
食べ物は餌やりの人を待つか、ゴミ箱をあさってネコにとって体には良くない
人間の残飯をあさるしかない外の猫たち・・・。
この子がハトを食べるかどうかは不明ですが、狩りの本能のあるニャンコをまじかで見て
生きる、生きていくために・・・ってことを改めて考えさせられました。
寒さの中、強く、生きています。
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# by j-lovin2 | 2005-02-20 00:14 | 近所のニャン

石垣島のネコ

石垣島北部の、行列ができるソーキソバ屋の前にいたネコです。
赤い首輪がお似合い。ウチのキキに似てるな~全然この子のほうがスリムですが(^^;)
行列してる人を横目に堂々と歩いていました。
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石垣島から高速船で10分ほどの、竹富島にいたネコです。
まだ小さなネコでした。
少し怪我をしていたのが気になります。元気にしているかな~。
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同じく、竹富島 コンドイビーチという美しいビーチにいた兄弟ネコ。
あいにくのお天気だったので、観光客と共に、屋根のある場所で雨宿り中。
この子はまだ3~4ヶ月ってところでしょうか。
でも太いお手手が将来大きなネコさんになることを予想させます。
竹富島は素敵な所で、人間もネコも人懐こい(^^)
ネコたちも美しい自然の中、のどかな毎日を送っているようでした。
元気で暮らしてね。
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# by j-lovin2 | 2005-02-11 00:18 | 旅先のニャン

バリ島で出会ったネコ

バリ島の市場の片隅で出会った猫です
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                  こんなに小さい・・・。
        南国の猫は、温暖な気候のせいか、とても痩せています。
        (注:首をしめてはいません(笑))

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   こんなカゴの中にもいました。葉っぱや木屑などが入っています。

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     おかあさ~~ん。

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     母猫は暑さをしのいで、木の箱の下で他の子猫たちに
     ミルクをあげていました。
     母猫も、日本の猫と比べると成猫とは思えない小ささでした。
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# by j-lovin2 | 2005-02-10 00:43 | 旅先のニャン

クロコのお話

クロコのこと。
今でも思い出すとせつなくなります。

クロコは私の家の裏路地に住んでいた野良猫でした。
ビルの谷間の裏路地には猫たちの世界がありました。
人間を警戒し、威嚇し、近寄ると逃げていましたが
それでもいつもお腹がすいていたのか、
ごはんをもらいにいつも家の裏で待っていました。

常に警戒して生きてきたクロコも、日に日に
私が近寄ることを許し、
ごはんを食べているのを目の前で見ていることを許し、
そっと頭をなでることを許し、
私とクロコは仲良くなりました。

どんな時間に帰ってきても、クロコはどこからかサーッと走って現れ
私の周りでゴロゴロしました。
私が出かける時には、道の角まで見送りに来てくれて私の姿をジーッと見ていました。

クロコがいつもよりしきりにごはんをねだる時がありました。
ごはんをくわえてどこかへ走って行く時がありました。
それからしばらくすると、クロコは可愛い子猫を数匹連れて来ました。

ちいさな、ちいさな子猫たち。
クロコは甲斐甲斐しく子猫たちの面倒をみていました。
猫の子育てって本当に感激することが多々あります。

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恋の季節の
クロコ
(写真手前は
タマオちゃん
というオス猫)








クロコの他にも近所には何匹か野良猫がいました。
子供を産んでも、あまり子育てをしないメス猫がいました。
その子供達のことまで、クロコは面倒をみました。
自分のおっぱいを、よその子供と自分の子供といっしょにあげていました。

子猫は可愛いです。見ているとほんとうに心がなごみます。
でも・・・外の環境は子猫にとって苛酷です。
交通事故、病気、猫を心良く思っていない人間からの虐待・・・。
悲しいですが、さまざまな原因でちいさな命が消えていきます。
何匹もの子猫を私とクロコは見送りました。

そんなとき、地域猫活動をやってらっしゃる方と偶然お知り合いになりました。
地域猫活動とは、野良猫の避妊去勢手術や生まれて行き場のない子猫の
里親探しなどをボランティアでやってらっしゃる素晴らしい方たちです。
無知だった私は色々と教えられることが多かったです。
その方々や色々な縁ある人たちと協力して、クロコやその他、家の周りの猫たちの
避妊去勢手術を行いました。

避妊手術をしたクロコはますます私に懐くようになりました。
親猫としての任務もなくなり、子猫に戻ったかのようでした。
クロコ!と呼べば返事もしてくれるようになりました。

毎日毎日、家の玄関の前に座っていました。
通りがかる人たちには「クロちゃん」といって可愛がってもらいました。

最後に産んだクロコの子供達は、里親探しをして、
暖かい家庭にもらわれて行きました。
裏路地に最終的に残った猫は、キキというどこからか迷いこんだサバトラの子猫とクロコでした。

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クロコと
キキです。









キキはクロコのことが大好きでした。
いつもクロコの後を追い、そばを離れませんでした。
クロコもよそから来た血縁も無いキキを認め、仲良くしていました。

寒い北風が吹く冬になりました。
クロコはたまに家に上がって来ました。
あたたかいストーブの前が好きでした。
クロコはもう10歳近いネコだったと思います。
野良猫にしてはかなり長生きなほうだそうです。
私はクロコを家の子として迎え、老後を過ごさせていこうかと思い始めていました。
でも、クロコが大好きなキキは、クロコがいなくなったらひとりぽっちになってしまう。
葛藤していました。
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その夜・・・クロコは私のひざの上に乗ってきました。
懐いたといっても、そこまでしたのは初めてです。
まんまるになって寝ていました。
可愛くて、可愛くて・・。
出会った頃は警戒してシャーッと言っていた子が、こんなにまで私に心を許してくれた。
この子が愛しくて仕方ありませんでした。
起さないようにそっとなでてやるとゴロゴロと言っていました。
しばらく私はクロコをずっと撫でていました。
でも・・・キキがお外で待っているよ・・・といって、その日もお外へ返しました。
クロコは聞き分け良く、寒い夜空の下へ消えて行きました。
クロコ、また明日ね~と、いつものように。

次の日・・・。
何故か裏路地には猫たちがいませんでした。
必ずもらいに来るゴハンも全く減っていません。
裏路地を歩き回り、探しましたが、何処にもいません。
何かおかしい。何かあったのだ。
私はそう感じていました。
クロコ・・・キキ・・・何処へ行ったの・・・?何があったの・・・??

心配で心配で、クロコやキキのことを案じ悲しくなる日が何日か続きました。
そして数日後・・・。

キキのか細い声が聞こえました。
どうやら、そうとう怯えているようで、なかなか近くに来ませんでした。
でも徐々に近づき、キキの様子をみると、体が酷く汚れていました。
触ると、油のようなものが手に付き、ベットリと汚れました。
匂いをかぐと、機械油のようなツンとくる匂いがしました。
こんな状態で毛づくろいをしたら、体に害になるのは必至です。
あわててシャンプーを含ませたタオルで何度も何度も拭いてやりました。
かなり油はベットリとついていて、なかなか取り去ることが出来ませんでした。

「キキ・・・クロコは??クロコは何処へいったの??」
キキはしゃべれません。
悲しそうな目で私を見て、怯えた声でキーキーと鳴くだけでした。

クロコをキキはいつも一緒でした。
きっとクロコもキキと同じ目にあったか、もっと酷いことになっているに違いない。
私は毎晩毎晩必死でクロコを探し回りました。
人間が普段入れないような路地裏まで、クロコの名前を呼び続け・・・。
あの油の匂いは何?・・・工事現場の油?車のエンジンオイル?何?なんなの??
第一、あんなに賢い猫が、自ら危険な場所へ行くわけが無い・・・。

少し離れた近所では、猫に毒餌をまくとか、猫さらいがあったとか、色々な噂もありました。
実際、悲しいことですがクロコの子供も毒で死んでしまった子もいました。
毒を食べてしまうほど飢えている子も、お外にはいるのです。

何があったの?
人間のせいなの?
もし、人間を信じたがゆえの何かの事故だとしたら・・・悲しい。
ごめんね、守ってあげられなくって・・・。
いろんな思いが毎日頭をよぎりました。
でも事実としてクロコはもういない・・・。

答えは闇の中です・・・。
クロコは、私のひざの上でゴロゴロ言った夜を最後に私の前から消えてしまいました。
キキのことをよろしくね、と言ってクロコは消えたような気もします。
クロコが家の子になったら、キキはお外でひとりぽっち。
クロコは野良としてですがキキよりもいっぱい生きたので
まだ若いキキに家猫の座を譲ったかのような気もしてしまいました。
キキはクロコが居なくて毎日寂しそうでした。
もうきっとクロコは戻って来ないんだよ、キキ。
寂しいね。私も寂しいよ・・・。

そんな寒い冬が終りに近づいた頃、
キキは家の猫になりました。

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まだ外にいた頃のキキ







キキには今でも語りかけます。
クロコは何処にいったんだろうね。
きっとお星様になったんだよね。
クロコの分も、長生きしてね。
キキは、今でもお外には決して出たがりません。
きっと怖い目にあったからでしょう。

クロコはきっとお星様になって、キキや、暖かい家庭にもらわれていった
子供たちのことを見守っていることでしょう。
クロコのこと。それは私にとっても永遠に消える事の無い、
ちょっぴり切ない思い出としてこころの中で生きつづけています。

外には色々な猫ちゃんたちがいます。
人に懐いてゴハンをねだる、甘えること を知っている子もいれば、
人を信じられなくて、夜な夜なゴミ箱を漁るしかない子もいます。
同じ猫で生まれても、色々な運命の子がいます。
どんな子達もこの世に生を受けた以上、必死で生きています。

外で猫さんに出会ったら、やさしい言葉をかけてあげてください。
彼らは、話せないけど、こちらの気持ちやこころはわかります。
あなたが優しい言葉をかければ、
あなたも、猫も、しあわせになれる。と私は思います。


最後まで読んでくださってありがとう。 j-lovin
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# by j-lovin2 | 2005-02-10 00:19 | 愛しいクロコの思い出